2018/08/04

グランテトラ パッキン修理

 黒甕の焼酎は柄杓が無いと注ぎ難い。一人で1800ccは手に余るので残りを保管する容器が必要です。

 古いグランテトラに保管しよう。切れたパッキンはもう売ってませんが、代用品を見つけました。TOTO水道用品16¢x30¢x2mmの2枚重ね。1枚だと水漏れ、2枚だとかなりきついがOK。なに、3~4人いれば残さなくて済む? それもいいね。

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2011/02/20

山スキー:燕温泉-前山

 日本スキーの発祥は上越高田連隊にオーストリア陸軍のレルヒ少佐が来日して一本杖スキーを伝授した1911年とされる。レルヒ少佐は日露戦争に勝利した日本陸軍の研究に来た訳だ。その年は関・燕経由で妙高山へ。翌年は羊蹄山を登頂し1912年秋に帰国している。
 日本スキー100年の半分以上に当たるスキー歴55年の相棒と燕温泉から妙高北東斜面の標高差1300mの大斜面滑走を計画した。ちなみに我輩は半分に満たないスキー歴45年だ。  

【山域】      北信/頸城 妙高・火打
【コース概要】燕温泉-前山-燕温泉
【メンバー】 Ume Monta
【報告者】  Monta
【日程】   11年2月19日(土)
【装備】   Dynafit170cm, Diamir-FR Garmont-Endrphin
       AtmicC6-18(95Wide)160cm Diamir-EXP Garmont-Adrenalin
【気象】     晴れ 曇り 晴れ -12~-0℃ 微風
【タイム】  燕温泉(1060)6:35-9:10(1500)9:25-10:35(1723)-11:25前山(1932)
              11:50-12:40燕温泉(1060)

 低温の好天続きの後、金曜は雪、土曜は晴れの予報だ。神奈川大井町を20時出発、妙高IC24:03割引通過。雪は激しく振り、関温泉から先は少し不安。関温泉の係員に聞くと「燕?、止まらなければ行けるよ。」では行くか。雪が激しいので温泉駐車場手前のトンネルの中に駐車仮眠とする。エビスと赤ワインで乾杯。2時就寝。

P1040342  5:15起床、駐車場へ移動する。6:35出発。-12度晴れ無風。妙高北東斜面を目指す。標高差1300mの大斜面、日当たりが悪く軽い深雪のはずだ。温泉街を出てすぐに急斜面をトラバースする夏道は無理だと判明。旧スキー場側緩斜面から沢へ入る方法を模索するが、行けそうな斜面は無い。あっさりルート変更で前山を目指す。余力が有れば妙高南面シュートへ行こう。

 尾根を忠実に登るが、かなりの痩せ尾根で斜度もきつい。結果的には南側の沢寄りを登った方が快適だと思われる。天候は晴れ、ガス、曇りと目まぐるしく変わる。日本海が見える時も有った。1600m辺りからは滑走斜面を残す為に、尾根北側を詰めてバージンスノーを残しておいた。ラッセルは膝辺り。膝を越す事も有ったが、苦にならない程度に軽い雪だ。途中からみる妙高北東斜面は、やっぱり良さそうで、何時か行ってみたい。
 
1850mで赤倉方面からのトレースに合流。人が途切れる事が無いくらいのラッシュになりペースダウン。昼前に前山に到着。先を見渡すとかなりの下り登り。妙高は遠い。前山から引返し、燕温泉で長湯に目標変更。

P1040363  滑走出だしはやや重。日が当たらない斜面は軽い。日が当たる斜面はやや重。登りトレースからはずれてフォールラインを滑っては斜滑降で戻る。1300m辺りの旧スキー場に近い辺りからは、いわゆる湿雪になってきた。

 燕温泉は硫黄含有の炭酸泉。一番駐車場に近い温泉宿で湯に浸かる。男性400円、女性500円だ。かの有名な露天は冬季閉鎖。眺めの良い室内浴場で長湯を堪能。2時出発で大井町に6時半到着。お疲れ様でした。 

写真:
http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=20815&key=2346953&m=0

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2011/02/13

山スキー:高妻沢右股 乙妻山の2297峰

 太平洋側は10日夜から天気は下り坂、11日は九州・関西・関東で雪の予報だ。冬型の気圧配置なのだが、低気圧が本州南部を通過して行く。気象庁の登山天気では、高妻山は曇りで風も上部で6m/Sの予報だ。恒例の高妻沢右股に体調確認の試験に行ってこよう。  

【山域】        黒姫/戸隠 高妻・乙妻2297峰
【コース概要】 大橋1140-佐渡山コル1580-高妻沢右股-2297峰
【メンバー】  Ume Monta
【報告者】   Monta
【日程】     11年2月11日(金)
【装備】     Dynafit170cm, Diamir-FR Garmont-Endrphin
          AtmicC6-18(95Wide)160cm Diamir-EXP Garmont-Adrenalin
【気象】        曇り 薄日 小雪 -5~-12℃ 微風
【タイム】     大橋(1140)05:50-07:20佐渡山コル(1580)-07:50右股出会(1420)08:05
                  -10:20(1950)10:35-12:00(2297峰)12:30-13:00右股出会(1420)13:20
                  -14:00佐渡山コル(1580)14:10-14:50大橋(1140)
                  登行合計 1480m(440+880+160)

 大井町を10日20時15分スタート、信濃町IC24時05分、土日割引にピタリの到着。大橋着すぐに車が雪の深みにハマり20分間の悪戦苦闘した。跡を見れば右前輪は30cmの深みに落ちた様だ。スコップ作業の後はエビスと余市シングルモルトで脱出祝いと明日に乾杯、2時就寝。他に駐車無し。

P1040272kurohime  5時起床出発の段取り中に気がつけば他に5台の車有り。気温は-5度で風無しの曇り。林道は後塵を拝したが、最初の尾根途中からは別コースへ。軽めの靴上ラッセル。やや先行の二人パーティは乙妻北東斜面へ行くとの事で、高妻沢右股は貸切コースとなった。雪の様子を見ながら沢を登行。雪は安定で雪崩跡も無し。沢をつめた後の大斜面は固い層でずれるので、雪が深い場所を捜しながら登る。脛程度のラッセルで快適。

 気温は-5度から-12度の間で上がったり下がったり。早朝は薄日も差したが徐々に曇りから小雪に変わる。黒姫の外輪山が辛うじて見えたが、すぐに視界は不良になる。妙高は見えなかった。気温が低くて風が無いので、何処も濡れず快適な1日となった。稜線直下で風が出てきたので、中着を着て手袋を耐寒仕様に替え暖かい紅茶を飲み、準備万端で上がったら稜線は無風だった。クトーの使用無しで2297峰へ到着した。稜線の向こうの裾花川方面は薄っすら見えるのみ。

 頂上から大斜面、広い沢、V字谷と快適な本州パウダー(湿雪だが軽め)を標高差900mの間、貸切劇場で堪能した。この間、雪質の変化はほとんど無し。超快適滑降に相棒と「誰にも会わないのは、皆さん他のコースへ行ったのだろうか。」と話していると、スノーシューらしきトレース(4~5人か)が沢西側の尾根に取り付いているのが目に入る。佐渡山コルへのトレースは大勢でしっかり踏んだような跡で楽な登りになった。

 佐渡山コルからの下りも快適な雪質だが、雪面から30cm下に固い底が有る感じだ。狭い尾根はすでに多数のシュプールで荒れているが、それなりに楽しめた。調子に乗り過ぎて尾根下部を下り過ぎ、30mの登り返しアルバイトは余計だった。

 池の平温泉で締め、高速長野道へ。帰り道は妙高から御殿場まで雪道で、滑り止めチェックや低速車のおかげで、豊科辺りから低速道路となり6時間超の道程となった。

写真:
http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=20815&key=2346181&m=0

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2011/01/30

山スキー:四ツ岳2011年 光と影

 裏日本は雪と低温が続き、降雪は続いている。来週から気温は上がると予報されている。横浜から近めで、北陸ほど天候が荒れていなくて、雪は降り続く。北斜面で大規模雪崩跡があまり無い斜面を捜せば四ツ岳か大崩山しか無いでしょう。
 四ツを選んでみたが、結果的に遭難一歩手前になってしまった。恥を忍んで、原因の検証と対策を検討してみるしか無いでしょうね。

【山域】        乗鞍御嶽 乗鞍 四つ岳
【コース概要】平湯キャンプ場1310m-四つ岳2744m
【メンバー】  Monta
【報告者】   Monta
【日程】     11年1月29日(土)
【装備】        Atomic 6-18 160cm(wide 95mm) Diamir-EXP Garmont-Adrenalin
【気象】        小雪 後 雪 後 吹雪

タイム        CAMP場(1310m)06:30-09:00(渡渉点1590m)迷い1.5H-14:00 (2350m)            14:30-14:50(1850m付近)-15:20(1810-1860m不毛の登行)16:30-18:40(渡渉点1590m)-CAMP場(1310m)21:00
       
 横浜は金曜19:30発、松本ICに22:15着。高速の土日割引を使うなら、ここで就寝。翌朝は4:30起床で6:00には出発出来るだろう。ナイトキャップはエビスと1カップ焼酎。

 4:30起床、熱々のミルクコーヒーをテルモスに入れるなど段取りをして、朝食はコンビニで仕入れ運転中に済ます。駐車場にはすでに車が3台いる。さすが人気の四ツ岳と思って出発仕掛けたら、どうも変だ。此処はスキー場の駐車場だ。あわててキャンプ場の駐車場に入れ直す。30分をロスした。

P1040248  いきなりの太股ラッセルが厳しい。しかし先週にウォーミングアップを済ませてあるので体は快調だ。違いは登行支柱をギリギリまで上げなくて済む。よって歩幅も延びる。ラッセルの割りに1550mまで50分で登った。さらに時間短縮にと、うんと手前で渡渉可能な処を捜す。帰りに登れそうな斜面は結局見つからず、かえって1時間半のロスになった。この時GPSは衛星探査不足で機能していない。約7~8年前のタイプで樹林帯で衛星補足能力が低い。高度計は電池切れになっている。不安も有るが9時渡渉。

 雪は軽く降っている。パウダーに似た重い雪が深い。腰ラッセルになってきた。帰りの期待感で単独の登りを楽しむ。しかし進まない。FATタイプのスキーなら、かなり違うだろうね。登りでスキートップが雪面へ上がらない。パウダーと言うより重雪だ。早く帰って片付けをしてからサッカーアジア杯の優勝戦をビールを楽しみながら見る為に、14時に情けなく2350mで登行を中止とする。

 下りは、パウダー部分と戦車と云うかブルドーザーと云うか直滑降で雪を押すような雪が部分的に出て来る。下りながら少し左に反れたらしいので右へ舵を取り直す。登りのトレースを捜しながら滑るが見つからない。降雪が登りのトレースを消しているとは、考えもしなかったので右往左往。結局大滝川右股に出てしまったようだ。しかし今一現在位置が不明で不安だ。この降雪・低温の中でビバークはしたくない。どんなに遅くなっても降りるぞ。不安な時は引返す。50度近い雪面を斜めにツボ登行、シール登行で50mを1時間掛けて登った。登ったおかげでGPSは機能し、帰りの方角も判明した。

 暗くなって、GPSとヘッドランプ・コンパスで進む。旧タイプのGPSは、停止中はコンパス機能が働かない。でも渡渉点を探すのは容易では無い。GPSとヘッデンで歩く様な速度で降りる。1650mあたりで、何故か登りトレースがうっすらと見えた。おかげで計器飛行が視界飛行になり時間も短縮できた。トレース上は良く滑る。

 渡渉点対岸ではツボ足で登ろうとしたが、最後の2mを登れず苦労した。トレースは全く見えない。最後の200mも沢へ降りすぎて雪が深く進むのに苦労した。渡渉点から1時間の予測だったが2時間20分掛かった。

P1040258  駐車場に付いたのは21時。車には25cmの積雪。上部では2~3倍の降雪だったのだろう。疲れからか帰りの高速は1時間毎の仮眠で、24時開始のサッカーアジア杯のTVには間に合わず、2時の帰還。かろうじて延長戦を観戦出来た。長友・李、最高。

教訓1)高度計の電池は1年で交換しておく。
教訓2)GPSは新しいほど感度が良い。
教訓3)GPSは停止中もコンパス機能が働く機種が良い。。
教訓4)トレースは当てにしない。(間違いトレースもある)
今更ながら、山の基本を怠ってはならない。
 
写真 http://www.photohighway.co.jp/AlbumTop.asp?key=2344430&un=20815&m=0

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2011/01/24

山スキー 黒姫北東 2011年1月

 昨夏の猛暑中から、今シーズンは厳冬で雪も多いとの長期予報だった。ラニーニャの動きと日本海の海水温が高いのが理由だそうだ。正月のニセコは30数年間で初めて経験した東風が毎日吹いて雪は期待はずれだったが、その直後から全国的に西高東低の気圧配置で日本海側は低温・多雪の冬となっている様だ。低温が続く限りは深雪が楽しめそうだ。
 
【山域】       北信/頸城 黒姫山 
【コース概要】高沢発電所725m-林道1200m-黒姫山外輪山1900m折返し
【メンバー】  Ume Monta
【報告者】   Monta
【日程】    2011年1月22日(土)
【装備】    ダイナフィット170cm, ディアミールFR, ガルモント-エンドルフィン
        アトミックC6-18 160cm ディアミールEXP ガルモント‐アドレナリン
【気象】      小雪 視界は良好(妙高が見えたり隠れたり) 弱風 -5~-10度
【タイム】   高沢発電所(725m)06:50-08:50林道CUT点(1185m)-
        10:35(1640m)11:20-12:30外輪山(1900m)13:05-
        13:45林道分岐(1185m)-14:10高沢発電所(725m)
 
 神奈川の大井町は19:40発。道中は晴天で車中からはオリオン座が良く見える。昨年のような高速の事故閉鎖も無く、順調に妙高高原ICに23:15着。高速料金の土日割引待ちはサッカーアジア杯準々決勝を観戦。後半開始から劇的な幕切れまで、時間の経つのも忘れて楽しめた。エッセン買出して、車中宴会は24:40スタート。ビール・ハイボール・黒霧島と馬タン・おでん。就寝は2時?

97d8  5時起床・5時45分発(予定)、が寝過して6時の起床、ヘッドランプで準備をしたら6時50分出発になった。もう薄明るくヘッデン不要。小雪が舞うも視界は良好、気温は-5度。雪は軽めで靴程度のラッセル。気温が上がらなければ雪質は変らないだろう。

 水源地を西から回り込み、林道のヘアピンカーブから尾根に入り込む。1400m辺りまでは濃い杉の植林帯になっている。間伐も下枝払いもしていないようだ。1500m辺りから雪は深くなり膝程度のラッセル。トップが浮き難い重めの深雪。でもきっと「激パウとか書く人がいるだろうな。」と相棒と笑いあう。新調のG3のシールは特に不可も無し。外輪山へは昼過ぎの到着になってしまった。尾根上はやはり風が出ている。1900mから頂上まで地形図上では良い斜面だが実際は濃い樹林と雪庇なのでパスする。

P1040223  下りは登行した尾根の西側の沢の左岸を選ぶ。木立は少し五月蝿いが、フェイスショットの深雪が楽しめた。湿り雪で少し重めだが、北海道と比べなければ上々の雪だ。1400m辺りから杉林に入るが、ボーゲンでも良く滑るし、多少開けた場所も有り快適に林道へ出た。林道から下も雪は良く滑る。最後の急斜面に掛かる頃は少し気温が上がったか湿雪気味になって来た。

 山行の仕上げは、杉野沢温泉の公営温泉苗名の湯。くたびれた腰の辺りが伸びる感じで心地良い。3時半出発で大井町7時着。

写真:

http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=20815&key=2343794&m=0

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2010/05/05

山スキー:室堂 剱岳(剣岳) 雷鳥沢 一の越 御山谷

 先日の飲み会で、久し振りに剱の声が出たので、剱岳直下大脱走ルンゼからピークを計画した。20日前と云う登山届提出期限の当日夜に届を出した。今年のGWは29日午後から晴れとの予報で期待した。下界は晴れらしいが剱は雪が降り、20m強の風という状態で3日目の昼前からやっと晴れ間が出た。気温差は数時間で20度以上となった。

【山域】        北ア主脈 剱岳周辺・立山
【コース概要】初日  扇沢-室堂-剱御前小屋
         2日目 御前小屋-平蔵谷出合-平蔵コル-平蔵谷-剣山荘
         3日目 剣山荘-御前小屋-雷鳥沢-野営場-一の越-御山谷-ダム
【メンバー】 Ume Hira Monta
【報告者】  Monta
【日程】    2010年4月29(木)~5月1日(土)
【装備】    ダイナフィット170cm, ディアミールFR, ノルディカTR12
         アトミックC6-18 160cm ディアミールEXP ガルモント‐アドレナリン
         シール・クトー・アイゼン・ピッケル・ザイル・ツエルト・エスビット
【気象】      雪・ガス 強風  29日・30日:-7~-12度 1日:-10~+10度
【タイム】  扇沢(1420)07:30-09:30室堂(2410)10:00-11:00野営場(2280)-
               雷鳥沢-13:00御前小屋(2760)

       御前小屋(2760)05:50-06:10平蔵谷出合(2150)06:25-09:55
               平蔵コル(2850)10:25-11:00平蔵谷出合(2150)11:30-12:50
               剣山荘(2475)
     
       剣山荘(2475)06:20-07:40御前小屋(2760)08:25-雷鳥沢-08:25
               野営場(2280)09:05-10:40一の越(2705)10:50-11:50湖畔(1450)
               -12:02雪崩現場12:55-14:05黒部湖駅(1445)

       累積登行:4162m 累積滑降:5110m 累積沿面距離33.5Km(室堂から黒部ダム)

 28日仕事後に相棒二人を拾い、買い出し後20時、一路扇沢駐車場へ。前夜祭はいつものホテル・マイカーで、エビス・キャンティ赤・純米にチーズ・自家製蕗味噌で盛り上がり、翌朝は二日酔い気味だ。朝食はU奥さんの差し入れサンドウィッチ。 

P1030579_3  29日天候は曇り。扇沢駅始発は7時30分。早めに列に並び、平社員と名乗る駅員さんの漫談というか講釈というか、待ち時間も苦にならず、笑いの渦が巻いていた。トロリーバスで黒部湖、ケーブルカー(動力が下でカー?)で黒部平、ここで雪が降り始めた。ロープウェー(動力が上)で大観峰、トロリーバスで室堂に着いたのが、9時15分。強風と視界10m程度で、午後の晴れを待つ事にしたが、所在なさから、思い切って御前小屋へ向かうことにした。夏道どおりに野営場までたどり、上りは、シールで雷鳥沢左の尾根を上がる。2600mでアイゼンに履き替えた。時折耐風姿勢が必要だった。
 御前小屋は約10人の宿泊客だ。前日も今日も停滞の山屋さんもいる。天気予報は好天なので今回は停滞用の読み物は持参していない。夕食前の3時間を飲んで過ごす。夕食は5時、内容も不満無し。夕食後も飲んで過ごす。明日は小屋の朝食より早く発つ予定なので、おにぎりを作って貰った。

8cad_2  30日は目的の大脱走ルンゼへ向け、5時50分の出発。天気が良くなる筈?雪の締まった内に登りたい。剣沢滑走は締まった雪の上に湿った片栗粉をまぶした感じ。それなりの快適さ。剱沢小屋が埋まって見える。出会いに着いた頃晴れ間が覗く。平蔵谷は真中がデブリに降雪。左寄りをシール+クトーで(コルまで)登る。期待の青空は出ず、2650m辺りの大脱走ルンゼ入口のローソク岩は霞んでかろうじて見える程度。ルンゼの様子も判らないので、行き先を平蔵コルに変更。谷は下部は弱風、上部は強風。滑走斜面はパック雪、視界不良で上下感覚が判らない。2500mから下はデブリで滑走可能面が狭くなる。
 出会いから剱山荘へは直登。小屋では雪面から玄関へ下りる階段の整備中だった。本日は登行下降で他のパーティには合わなかった。小屋の宿泊客は我々のみだ。飲む・夕食・飲む。夕食に不満無し。7時頃就寝。夜中は30m超の風が吹き荒れている様な音がした。

 1日起床後、食堂で余り気味の行動食を朝食代わりに摂る。外は相変わらずの低温(-10度)・ガス・強風だ。御前小屋までは赤旗有り。小屋で暫し休憩する。玄関の人出では宿泊は数十人に増えていそうだ。小屋直下から雷鳥沢を滑走。昨日まで右足に体重が乗らなかったが、本日は快調。コーンスノーの上に20cm程度の新雪と言う状況だ。途中から青空が覗く。野営場まで降りると気温は+10度。
 一の越までの登りはシャツ姿で登る。コルは室堂方面からの人と合わせスキーヤー・山屋で混雑模様。標高差1300mの広大な斜面はパック気味だが快適で先を急ぎたくなる。さすがに1700m辺りからは、重い湿雪に変わってきた。
P1030652_2  黒部湖出会いからスキーを担ぎ、一路黒部湖駅へ。出合直後の地図上の沢から150m位先で、雪崩事故に遭遇。ブロック雪崩で10名パーティーの後部2名が巻き込まれた模様。夏道から下へ降りると掘り出しの最中。Uはスコップで救援。Mは行きがかり上、携帯で県警連絡。掘り出された御二人目は、もう血の気が無かった。県警2名は素早く到着(一の越から?)した。間もなくヘリも到着したので岐路につかせていただく。 

写真:
http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=20815&key=2305205&m=0

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2010/03/25

山スキー:常念 一の沢 漫歩

  北安曇に住んでいれば、町へ出る度に安曇野を通る。その度に常念の秀麗な姿は目に焼き付いて、忘れる事が出来ない。後立山の風貌とはまた違う。常念の北東斜面は長年のあこがれだ。憧れの君となか好くしたいものだ。土日は大荒れとの予報だから金曜日しか無いだろう。木曜日は降雪が有ったようだ。 

【山域】       北ア常念/常念岳
【コース概要】烏川緑地970-常念登山口1320-二股1850-常念乗越-常念岳2857
【メンバー】  Monta
【報告者】   Monta
【日程】    10年3月19日(金)
【装備】    ダイナフィット170cm, ディアミールFR, ノルディカTR12
        アトミックC6-18 160cm ディアミールEXP ガルモント‐アドレナリン
【気象】      曇 晴 曇 +0~+7℃
【タイム予定】烏川緑地5:20-10:30二股-13:30常念岳-16:00烏川緑地
        登行1880m
【タイム実際】烏川緑地(970)5:20-7:15登山口・周辺(1370)9:00-09:55烏川緑地            
             
 横浜は20時半の出発になった。買出し後に烏川駐車場に着いたのは24時あたりか。一人宴会の後に就寝は25時。前夜の雪は朝には止んだ。

P1030526_2  烏川の駐車場から先は車両通行止めだ。長丁場を覚悟して雪の駐車場を発つ。しばらくは快適なシール登行だが、すぐに雪はとごれとぎれになり、大きく北へ向かう辺りからやっと雪がつながった。積雪は多くても15cm位。処に寄り沢筋からの雪崩か1mから2mの積雪を乗り越して行く。雪の状態はすこぶる良い。

 無人の登山口1320mから、橋を渡り夏道沿いに登行を始める。地図では判らないが沢が数本に分かれ、右は急斜面で夏道は判別出来ない。うるさい小灌木に閉口し、他に夏道が有るのでは無いかと捜しまわるがギブアップ。登れない所は滑れない。帰宅後に冷静に検証して見れば標高1500mまで我慢して突破すれば、快適な緩斜面になったようだ。

 本日は偵察の日と諦めて、速効で一路横浜へ。平日の5・10日に当たるのか、16号線の渋滞に閉口しながら14時帰宅。一般的には敗退と言うのでしょう。まあ、よく有る事では有るが。散歩の割には、ひざ裏の外側の筋が疲れている。次回は強硬突破でピークまで、多分。

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2010/03/08

山スキー:高妻沢 右股

 横浜には3月4日に春が来た。気温ではない。湿度でも、風でもなく、春の光と香りがした。曇っていても春の光だ。そして5日は5月並の陽気で20度を超えた所もあった。その翌日に冷え込む雨模様で山に行く人は、あまり居ないだろうなあ。高妻沢を滑ろう。多雪の今年は沢が埋まって快適だろう。条件次第では2297峰の東尾根の北側の沢(とりあえず高妻沢右股と呼ばせていただく)にエスケープする。

【山域】        黒姫/戸隠 高妻・乙妻2297峰
【コース概要】 大橋1140-佐渡山コル1580-2297峰
【メンバー】  Ume Monta
【報告者】   Monta
【日程】    10年3月6日(土)
【装備】    ダイナフィット170cm, ディアミールFR, ノルディカTR12
        アトミックC6-18 160cm ディアミールEXP ガルモント‐アドレナリン
【気象】      小雨 時々曇 +5~+7~+3 ℃
【タイム】   大橋(1140)07:40-09:20佐渡山コル(1580)-09:35右股出会(1420)09:45
                -11:50(1850)12:20-13:50(2297峰)14:10-14:35右股出会(1420)15:00
                -15:45佐渡山コル(1580)16:00-16:25大橋(1140)
                登行合計 1480m(440+880+160)

 大井町を金曜19時20分スタート、信濃町IC22時50分。買出し後、エビスとキャンティワインで宴会。翌6日朝は雨。6時30分、気分が乗らなく遅い起床。朝食準備中も気が乗っていない。ラッセルは無いだろうから、遅めの出発でも何とかなる。行ってみるか。記録的に遅いスタートになった。目標はエスケープ右股とする。

P1030484_2  出発時は止んだ雨もすぐに降り出す。雨か霧の水滴か判別出来ない程度の小降り。前週のトレース?はわずかに残っている。雪は典型的なザラメ雪で登りは楽だ。これなら滑走も春スキーと思えば快適に滑られると考えた。高妻沢出会いからすぐに右に分かれる右股は、狭い渓谷が雪で埋まって広い沢となっている。1600mで巨大なデブリが出て、尾根に上がった。雪は緩んで湿り雪となり少し下の固めの雪まで足元が崩れるのでクトーのお世話になる。キックステップ風の登行で進む。

P1030486_2  1850mで大斜面に出る。。雪は相変わらず崩れる湿雪だ。2297峰へ登っても高妻も乙妻も見えない。稜線は微風だが+7度のせいか寒くない。滑り出しは深い湿雪に手こずるが、徐々に快適(笑い)になって、視界の悪い中でも写真を撮り合った。微かに妙高が顔を出して祝福してくれる。登りでエスケープした巨大デブリは右岸高巻きで逃れ標高差900mを25分で降りた。

 佐渡山コルへの本日3回目のシール登行で相棒はシール不調で難儀する。コルからの痩せ尾根は思いの外、腐れ雪にならず、重い湿雪程度で楽しめ?た。最後の林道は「高速道路」とはならず、かろうじて漕がずに進む程度だ。気温は出発の+5度から山頂+7度、帰着時+3度とほとんど変化無く、雪は頂上付近が一番悪いと言う有り様だった。超混雑の温泉経由で大井町22時着。Schi Heil。 

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2010/02/14

山スキー:黒姫山 北東斜面

 今年は暖冬予報のはずが、横浜でも結構寒い日が続く。山の低い所でも積雪は豊富だ。以前からの宿題としてやり残している、黒姫の北東斜面を最下点から往復しようと計画した。8日・9日は北信地方も7~8度程度に気温が上がった様で、雪の状態が心配ではあるが。

【山域】        北信/頸城 黒姫山 
【コース概要】 高沢発電所725m-林道1200m-黒姫山外輪山2000m折返し
【メンバー】  Ume Monta
【報告者】   Monta
【日程】     2010年2月11日(木)
【装備】      ダイナフィット170cm, ディアミールFR, ノルディカTR12
           アトミックC6-18 160cm ディアミールEXP ガルモント‐アドレナリン
【気象】        小雪 曇 瞬時晴 無風 -5~+5度
【タイム】     高沢発電所(725m)06:45-08:50林道登行取付(1200m)-
          10:35(1730m)11:10-11:40外輪山(1905m)12:10-
          13:00林道分岐(1150m)13:15-13:40高沢発電所(725m)
 
 神奈川の大井町を19:00に出た。雨が降り出す。甲府から信州方面では土砂降りの様な雨。天候の不安は有るがまあいいか。長野自動車道は事故閉鎖で信州中野で降ろされた。山を越えた辺りから雨は雪に替わってきた。杉野沢部落を11:20通過。車中宴会は、赤ワインとブルーチーズと洒落込む。雪は止まない。

 初めての場所は、登り口を決める判断にドキドキする。スタートがヘッデン不要の時間帯に遅れたおかげで、薄明るさが幸いし良いコースを取れた。雪は数日前のカリカリの上に10cm程度の降雪。出だしからクトーを用意する。しかし歩くと割れる堅さだ。林道のヘアピンへ出たら1200m地点までは林道歩きだ。天候は曇り時々小雪。

P1030376_3_2  林道からは地図上の顕著な尾根を登る。温度計は0度から‐5℃のあたりを指す。雪は締まったまんまだ。1730mあたりで大休止。妙高が良く見える。上りコースはかなり樹木が密集しているので、下りは地図上の夏道とその延長ラインを取る事にする。ここで空は晴れてきて気温も上がる。+5℃。雪は突然腐れ雪のモナカ。表面は割れスキーは沈む。外輪山の稜線に着くと御巣鷹方面から風が吹く。稜線は樹木が密集し、雪は腐っているので楽しめないと、1905m地点で終了とする。曇りから時々小雪に替わる。

 下りは手強い腐れ雪に苦労する。両足に上手く乗らないとすぐバランスをくずす。樹木への衝突を避けるには、残念だが斜滑降の繰り返しに決める。休憩地点1730m辺りからは堅雪の上に僅かの新雪と替わり、満足ではないがそれなりに楽しめた。登りより西に取ったコースは正解の様だ。林道の下も快適に滑降し、最後の800mの辺りから深くて重い湿雪となった。帰りは苗名の湯に入り帰路につく。雪の良い時に是非もう一度滑りたい。 

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2010/01/31

山スキー:頸城 金山

 信州・上越地方は低温が続き、雪も少しづつ降っている様なので深雪を求めて小谷温泉へ向った。入山者の少ない茂倉尾根から金山へ向う。神奈川大井町を20:00に出発し小谷温泉には24:30着。馬肉燻製とおでんで宴会。夜空は快晴で冷え込みが厳しい。25:30就寝。

 
【山域】      北信/頸城 金山
【コース概要】小谷温泉860m-大海川-茂倉尾根1870m折返し
【メンバー】 Ume Monta
【報告者】  Monta
【日程】   2010年1月30日(土)
【装備】   ダイナフィット170cm, ディアミールFR, ノルディカTR12
       アトミックC6-18 160cm ディアミールEXP ガルモント‐アドレナリン
【気象】     小雪 曇 晴 上部強風 -3~+5度
【タイム】  小谷温泉(860m)06:00-07:55雨飾キャンプ場(1165m)-
       09:10黒沢出合(1250m)-09:50大倉沢(1300m)-
       12:45茂倉尾根(1870m)13:10-13:40(1300m)-15:20小谷温泉

 06:00出発時は、黒雲が空を覆い小雪が舞う。気温は-3℃程度と思いの外高くなった。林道では所々でかすかにトレース痕跡が見られる。雪の深さはスキー靴の甲程度。大海川は黒沢出合い迄にブリッジの通過6箇所。小雪が舞う中青空が出てきた。大倉沢の標高1300m地点で左の尾根に向う。

P1030340_3_5    尾根は北側の柔雪を選んで登る。すね辺りのラッセル。青空だが風が出てきた。気温 は変わらず。場所により雪の下にアイスバーンが有るので下りは要注意だ。1650mからクトーのお世話になる。1701mは北側を巻く。茂倉尾根上は強風。シュカブラとパック雪のまだら模様。この雪状態と斜度がピークまで続くので、シュカブラのガタピシ滑走は中止し、下降開始する事にした。

 茂倉尾根からの滑走は登りルートよりやや北側にする。湿雪ではあるが腰までの深雪。疎林の40~25度位の斜面は、山スキーヤーの為に存在するのかと思える様な斜度と柔雪だ。しかし気温が段々と上がって+5度位。1450m位で急に雪がくさって来た。最後の急斜面はターンで切った処が小規模雪崩を起こす。

 帰りは自分達のトレースを延々漕ぎながらの帰還だ。黒沢出合から90分。上り時間の約半分掛かった。雪は腐れ雪で滑走面に雪団子が張り付き消耗した。この日は雨飾山へのトレースも無く、この山域は我がパーティのみであったようだ。栃ノ樹亭から天狗原山方面へのトレースはあった。結果的に尾根途中引き返しが正解で、良い深雪を楽しめた。ピークまで登っていたらお楽しみの急斜面がオール腐れ雪であっただろう。

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