禁止と抜け道はいたちごっこ
つい数日前に「防衛省は新型クラスター爆弾配備計画を予算化へ」と云う報道が有ったのはご存知だろうか。クラスター爆弾は、少ない航空機で広範囲を爆撃出来ることで国境(海岸線)の長い日本に向いた爆弾だそうだ。しかし不発弾が多く、戦闘後に民間人を傷つける事が多いとの事で製造・使用・移動・備蓄を禁止する国際条約が締結されたとの事。
だから、禁止されたクラスター爆弾は処分して、不発弾の出にくい新型クラスター爆弾を備蓄・使用すると云う意味らしい。ただ、アメリカ・イスラエル・ロシア・中国・北朝鮮・韓国・台湾は条約に加わっていないとのこと。東アジアでは日本だけが批准したようだ。必要とするのなら、内外にそう主張すればいいのに。明確な主張と説明は政府の最も苦手とするところか。(金を使えば立場が上がるから、金を使うのだとの見方も)
なぜか「談合禁止」を思い出してしまった。規制は全て立前で進むが、国交省お役人が采配を振るっていた官製談合(本音)が発覚したのは今月だったろうか。居酒屋タクシーだって、航空機のマイルだって、天下り禁止だって、抜け道と云うか代替案は幾らでも思いつく。退職した官僚が一度そのコントロール下の民間団体に就職してから、大手を振って関係業界に天下り就職しているのも公然の事実だ。
「本音と立前」の問題では、官僚は立前でものを言う。現実に合わない立前を立てるから、本音が抜け道として首を出す。立前を曲げて本音を通すには巨大なパワーを必要とする。「正しくないが、必要だ。」などと言おうものなら、反撃の嵐が舞いそうだ。「天下りは禁止しない、何故なら・・・」、野党の格好の標的になりそうだ。民間企業でも、家庭でも「本音の説明は面倒臭いから、隠れて実行。」ってこと、有りません?
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